【消火器】処分方法おすすめ紹介!無料の裏技?防災士がわかりやすく解説!

【消火器】処分方法おすすめ紹介!無料の裏技?防災士がわかりやすく解説!

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今回は「消火器の処分方法」についての記事です。

この記事はこんな人にオススメ

消火器の処分方法について知りたい

消火器を引き取ってくれる場所が知りたい

消火器の捨て方が知りたい

目次

消火器のよくあるNGな処分方法

消火器を処分したいと思った時に、よくあるダメな処分方法について先にご紹介します。

【間違った消火器の処分方法】
・燃えないゴミなどで廃棄する
・粗大ゴミで廃棄する

もしもにゃん

消火器は粗大ゴミなど、普段の方法で捨てることができないから注意が必要だにゃん…

消火器を処分する方法

消火器は、通常の粗大ゴミや燃えないゴミのように処分することができません。 「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」に基づいて適切に処分する必要があります。

ここでは6つの処分方法をご紹介します。

【無料】買い替え時にホームセンターで引き取ってもらう(おすすめ度:★★★★★)

まず、一番おすすめの方法が買い替え時にホームセンターなどで引き取ってもらうことです。
通常、消火器の処分にはリサイクル費用がかかるのですが、購入のタイミングだけは無料で引き取ってもらえます。これが、無料で処分できる唯一の裏技です。

消火器を販売しているホームセンターなどでは、消火器を買い替える際に古くなった消火器を引き取ってくれます。買い替えが前提なので、1個買うごとに1個の無料処分が基本ですが、どうせ買い替えるなら一緒に処分してもらった方が良いですよね。

消火器を無料引き取りをしてくれるお店は以下の通りですが、ほかにも消火器を販売している店舗では引き取りも行っている場合があるので、店舗に問い合わせてください。

【消火器を無料で引き取ってくれる店舗の例】

・カインズ(カインズの「無料引き取りサービス」
・コーナン(コーナンの「無料引取りサービス」
・コメリ(コメリの「不用品引き取りサービス」
・ケーヨーデイツー(ケーヨーデイツーの「不用品無料引取り」
・ナフコ(ナフコ「店頭無料引取」
・DCM※店舗ごとに問い合わせが必要DCMの「手元にある商品を引き取って欲しい」
・ビバホームの一部店舗(ビバホームの「商品無料下取り」(PDF)
・無印良品の一部店舗(無印良品の「住宅用消火器」※サイト下部に下取りの説明あり

店舗によっては制限があったりしますので、できれば店舗に持ち込む前に事前に確認をすることをおススメします。

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「不用品回収業者」に引き取り依頼する(おすすめ度:☆★★★★)

自宅まで来て引き取りを依頼したい場合は「不用品回収業者」を利用する方法がおすすめです。多少コストはかかりますが、家まで引き取りに来てくれるので手軽に利用ができるのがポイントです。

もしもにゃん

どうせ引き取ってもらうなら、不用品をまとめて処分してスッキリするのがおすすめにゃん~♪
自宅から出ないで、スマホ予約だけで処分できるのも◎だにゃん!


家庭用で利用している小型の消火器であれば約2000円を目安に回収してくれます。
また、不用品回収業者であれば、消火器以外のものも一緒に運んで行ってくれるのもポイントです。消火器処分をきっかけに、不要なものを処分してスッキリとした自宅にするのがコスパも良くおすすめ

不用品業者を探すのであれば、くらしのマーケットを使った業者探しがおすすめです。私もくらしのマーケットを5年前から使っていますが、事前に口コミがわかるため、事前に評判が悪い業者は避けることができます。また、質の良い業者が優先して表示されるようになっているため、検索結果から直感的に業者を選んでもアタリの業者さんが多いイメージです。(そもそも、法令違反をしているような不用品業者は掲載停止となります。)

不用品業者の中には、法令違反をしている悪徳業者も交じっているため信頼できる業者を探して依頼しましょう。

「指定引取場所」に直接持ち込む(おすすめ度:☆★★★★)

次におすすめなのは、「指定引取場所」に直接持ち込む方法です。この処分方法では、リサイクルシール代が約600円ほどがかかります。近くに「指定引取場所」があり、車で移動できる方であれば、最安で処分できる方法です。

なお、引き取ってもらえる場所は「指定引取場所」「特定窓口」の2カ所がありますが、「指定引取場所」では保管費がかからないため、約500円ほど安く済みます。こちらのサイトから検索して、近くに指定引取場所があるのであれば、そちらに持ち込むのが良いでしょう。

STEP
処分したい消火器を確認

まず、処分したい消火器を確認してください。国内で製造された消火器であれば処分可能です。
以下のような「外国メーカー製」「エアゾール式消火具」は処分対象外なので注意しましょう。

https://www.ferpc.jp/disposal/help/
STEP
近くの指定取引所を検索する

消火器リサイクル推進センターのWEBサイトから指定引取場所を検索できますので、まずはお近くの指定取引所を検索してください。

あわせて読みたい
消火器リサイクル推進センター | リサイクル窓口検索 消火器のリサイクルでお近くの特定窓口または、指定引取場所をお探しの際は消火器リサイクル窓口検索をご利用ください。
STEP
指定取引所に電話で事前連絡をする

処分する近くの指定取引所が決まったら、事前に必ず電話で連絡をしてください。
その際、「STEP4」にも記載してある「リサイクルシール」を購入できるかを確認しましょう。リサイクルシールを購入していないと、処分することができません。

他にも、200か所ある指定取引所ごとに、ルールや指示事項があるため、事前連絡なしに持ち込んでも対応してもらえない可能性があります

STEP
(一部の場合のみ)事前にリサイクルシールを購入する

多くの特定窓口・指定引取場所の窓口でリサイクルシールを購入できます。そのため、事前の購入は必要ないケースが多いです。
一方、一部の窓口(西濃運輸)ではリサイクルシールの販売を行っておりません
※問い合わせたところ、西濃運輸はあくまでも処分の間に立つ協力会社のようです。

その場合、以下のサイトから消火器リサイクル推進センターからオンラインでリサイクルシールを購入して、事前に処分したい消火器に張り付けておく必要があります。その際、リサイクルシール代(600円)+シールの送料(別途)がかかります。

消火器リサイクル推進センター
購入方法 | 消火器リサイクル推進センター リサイクルシールの購入方法 1 特定窓口・指定引取場所で購入する リサイクルシールは特定窓口または指定引取場所にて購入することが出来ます。 リサイクルシールはオープ...
STEP
事前連絡した指定取引所に持ち込む

事前連絡した指定取引所に消火器を持ち込んで、取引所の指示に従って消火器を処分してください。窓口でリサイクルシールの購入が必要になりますが、リサイクルシールはオープン価格のため費用が決まっていません。リサイクル推進センターの販売価格が600円なので、600円前後をみておくと良いでしょう。
これで処分は完了です。

「特定窓口」に直接持ち込む(おすすめ度:☆☆★★★)

「特定窓口」に直接持ち込む方法です。特定窓口は、「消火器の販売代理店」や「防災・防犯事業者」が担っており、全国に約5,000ヵ所あります。
この処分方法では、リサイクルシール代+保管費で約1100円ほどがかかります。窓口ごとに料金が異なります。近くに「指定引取場所」がないケースや、「指定引取場所」であっても西濃運輸の拠点しかない場合は「特定窓口」への持ち込みがおすすめです。

※西濃運輸は指定引取場所の為保管料はかかりませんが、リサイクルシールを販売していません。結局は特定窓口に行って購入するか、こちらからオンライン購入でリサイクルシール代+送料を別途支払う必要があります。
※特定窓口に持ち込む場合は、リサイクルシール代以外に保管費等の別途費用がかかる場合があります。

STEP
処分したい消火器を確認

まず、処分したい消火器を確認してください。国内で製造された消火器であれば処分可能です。
以下のような「外国メーカー製」「エアゾール式消火具」は処分対象外なので注意しましょう。

https://www.ferpc.jp/disposal/help/
STEP
近くの特定窓口を検索する

消火器リサイクル推進センターのWEBサイトから特定窓口を検索できます。近くに指定取引所が無かった場合は、特定窓口を検索してください。

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消火器リサイクル推進センター | リサイクル窓口検索 消火器のリサイクルでお近くの特定窓口または、指定引取場所をお探しの際は消火器リサイクル窓口検索をご利用ください。
STEP
特定窓口に電話で事前連絡をする

処分する近くの特定窓口が決まったら、事前に必ず電話で連絡をしてください。
その際、「リサイクルシール」を購入できるかを確認しましょう。リサイクルシールを購入していないと、処分することができません。

特定窓口ごとに、ルールや指示事項があるため、事前連絡なしに持ち込んでも対応してもらえない可能性があります

STEP
事前連絡した特定窓口に持ち込む

事前連絡した指定取引所に消火器を持ち込んで、取引所の指示に従って消火器を処分してください。窓口でリサイクルシールの購入が必要になりますが、リサイクルシールはオープン価格のため費用が決まっていません。リサイクル推進センターの販売価格が600円なので、600円前後をみておくと良いでしょう。また、窓口によっては保管費などの別途料金がかかります。
家庭用の小型消火器1本であれば処分の合計で約1100円ほどかかるでしょう。これで処分は完了です。

「特定窓口」に引き取りを依頼する(おすすめ度:☆☆☆★★)

自宅まで来て引き取りを依頼したい場合は「特定窓口」に引き取り依頼をすることも可能です。
特定窓口は、「消火器の販売代理店」や「防災・防犯事業者」が担っており、全国に約5,000ヵ所あります。この特定窓口に依頼をして、引き取りに来てもらうことが可能です。

リサイクル料・小型消火器保管費・収集運搬料金がかかるため、トータルでは2000円~4000円程度がかかります。
消火器を窓口までもっていかなくてよいため、車を持っていない場合や、重いものを持てない場合は引き取り依頼がおすすめです。

引き取り依頼をする場合は、以下の検索システムから最寄りの窓口に相談してみましょう。

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消火器リサイクル推進センター | リサイクル窓口検索 消火器のリサイクルでお近くの特定窓口または、指定引取場所をお探しの際は消火器リサイクル窓口検索をご利用ください。

「エコサイクルセンター」にゆうパックで送る(おすすめ度:☆☆☆☆★)

最後に、消火器の製造・販売をしている初田製作所の「エコサイクルセンター」にゆうパックで送る方法もあります。一方で、金額は6,270円かかる上自分で梱包したり、引き取り依頼をするなど面倒なことも多く、正直あまりおすすめできません。

もしもにゃん

作業手順が多い上に、他と比べても圧倒的に費用がかかるにゃん…
新しい消火器が1本買える値段だにゃん…

ただし、信頼できる消火器の大手メーカー初田製作所の取り組みであり、「ハツタエコサイクルシステム」によって安全・確実にリサイクルされるため、エシカル志向の方にはおすすめです。

https://www.ferecycle.jp/
STEP
エコサイクルセンターに問い合わせる(平日のみ受付)

以下のサイトより、オンラインでの問い合わせ、もしくは電話で営業時間中に連絡をします。

連絡後、回収箱を自宅に発送してもらいます。
※この時点で回収のキャンセルできなくなります。

STEP
回収箱を代金引換(6,270円)で受け取り、消火器を梱包する

問い合わせしてから約3~6日後に以下の回収3点セット一式が届きます。
※排出手順書と書いてありますが、要するに処分方法の手順書という意味で、消火器の中身を排出する必要はありません。
「廃消火器回収の専用箱」
「専用ゆうパック伝票」
「廃消火器の排出手順書」

STEP
郵便局と集荷の日程調整を行う or 郵便局に持ち込む

エコサイクルセンターは回収セットを送ってくるだけなので、自分で郵便局に持ち込むか、郵便局と回収日程を調整する必要があります。

排出の際にはその「専用ゆうパック伝票」を排出する消火器を入れた箱に 貼付し最寄の郵便局にお持ち込み頂くか、戸口回収をご希望の場合には伝票に記載されている郵便局へ連絡し、お客様ご自身にて郵便局と回収日時の調整を行っていただく必要がございます。

https://www.ferecycle.jp/faq.html

使用推奨期限を過ぎた消火器は処分しないといけない?

消火器には推奨使用期限はおおむね10年で、住宅用消火器は5年となっています。
事務所や店舗、自宅で綺麗に保管していた場合、5年や10年経った程度では外見は綺麗なので、まだ使い続けられる気がしてしまいます。

しかし、実際は使用推奨期限を過ぎた消火器は破裂の危険があり、過去には何度も死亡事故が起こっています。消火器の使用期限を過ぎたものは、絶対に使わないようにしましょう。

防災システム研究所のまとめでは、最近の事例として2001年の4月北海道で以下のような事件が起きています。

雑草の火が堆肥に燃え移ったため消火器で消そうとしたが、放射しなかったので調べていたところ、古い消火器の底が腐食していて破裂、顔面を直撃死亡(24年経過)

https://www.bo-sai.co.jp/bakuhatujirei.htm

また、1985年には「使用期限から7年経った消火器」を使ったことによる死亡事故が起きています。

消火のために物置に設置してあった消火器を使用したところ、本体容器底部破裂、顔面直撃死亡(7年経過)

https://www.bo-sai.co.jp/bakuhatujirei.htm

使用期限が過ぎていたかは不明ですが、2023年にはタイの高校で消火器を使った消防訓練中に、突然消火器が爆発して1人が死亡する事故が起こっています。

※消火器が爆発の瞬間と、悲鳴が入る映像が流れます(負傷した映像ではありません)ので視聴にはご注意ください

もしもにゃん

消火器は正しく保管しないと、凶器になるにゃん・・・・

一例として政府が公表している「使ってはいけない消火器の例」を下記します。

https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/201308/f_ext/index.html


上記のような消火器は放置せず、速やかに新しい消火器に取り替えるようにしましょう。 特に、腐食、キズ、変形などがみられる消火器は、使用期限に達していなくてもすぐに交換しましょう。

防災士うめい

今回は以上です。最後までお読み頂きありがとうございました!
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