梅雨対策のグッズを防災士がご紹介!ポイントはゲリラ豪雨対策

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今回は「梅雨対策」についての記事です。

この記事はこんな人にオススメ

梅雨の時期の防災対策が気になる

梅雨の時期の災害について知りたい

梅雨に備えた準備をしている

目次

梅雨の防災対策の前に…そもそも梅雨って何?

そもそも梅雨とはいつのことを指すのでしょうか?
気象庁の予報用語で『晩春から夏にかけて雨や曇りの日が多く現れる現象、またはその期間』と定義されています。

しかし、梅雨入り・梅雨明けの時期というのは実は結構あいまいで、晴れが続いた日の後に雨や曇りが続くと「梅雨入りした」という判断をしますが、「やっぱり梅雨入りじゃなかった」と後から修正されることもあります。同じ理由で「梅雨明け」の時期が修正されることもあります。

日本の多くの地域では、おおむね6月から7月にかけて約6週間(約40~45日)の期間が梅雨の時期となります。実に一年の約1/9は梅雨なのですね。なお、沖縄や奄美地方は本州よりも約1ヶ月ほどはやく梅雨になります。また、北海道には梅雨がありませんが、似たような気候になることを「蝦夷(えぞ)梅雨」と読んだりします。

梅雨のメカニズムと、梅雨や夏の天気予報の難しさ

まずは梅雨のメカニズムを確認しておきましょう。

・南から”暖かくしめった空気”をもつ太平洋高気圧が張り出す(小笠原気団)
・北にある冷たい空気をもつオホーツク海の高気圧に日本上空でぶつかる(オホーツク気団)
・2つの高気圧が日本の上空でぶつかることで「梅雨前線」となり停滞し、長い期間雨が降る

上記のように地理的な理由で日本は「梅雨」となります。

そして、梅雨以降の夏の天気は「気象予報士泣かせ」の時期でもあるようです。
以下は、日本気象協会が発表した、予報の的中率です。梅雨入りする6月以降から9月ごろにかけての的中率が下がっていることがわかります。

引用:日本気象協会
https://tenki.jp/forecast_accuracy/column/tenkijp_labo/2024/03/28/32433.html


西から東に流れる気象変化は比較的予想しやすいですが、梅雨のように南北に動く気象変化は予想が難しいそうです。また、梅雨前線は、影響範囲が狭く予想が難しいとされています。さらに、スポットで急展開するゲリラ豪雨は特に予想しづらく、的中率を下げる要因となっています。

私たちは、天気予報が的中率が低くなる、梅雨の時期や夏のゲリラ豪雨に注意して備える必要がありそうです。

梅雨の時期に気を付けたい災害

梅雨以降は水害や土砂災害が増える時期でもあります。
6月中旬以降は、水害が多くなっていることが過去の災害史からも見て取れます。

さらに、近年は地球温暖化によって梅雨の時期の大雨や線状降水帯・ゲリラ豪雨などの頻度が増えています。ひと昔前までは、「しとしと降り続く長い雨」のイメージに近いのが梅雨でした。

しかし、近年はそのイメージを覆すような、急激で激しいゲリラ豪雨や、長く同じ場所に大雨が降り続く線状降水帯を伴う梅雨の時期の雨が発生しています。

以下は2023年の梅雨明け後に放送された、梅雨の時期を振り返るニュースです。
「梅雨」の従来のイメージと全く異なる、激しい被害を各地にもたらしたことが思い出されます。

梅雨の時期の防災ポイントと対策グッズ

梅雨の時期に気を付ける防災のポイントとしては、やはり雨対策です。
とくに、近年は梅雨の時期のゲリラ豪雨など増えてきているため、急な天候変化にも対応できるような準備が必要でしょう。そこで、梅雨の時期に備えたい防災のポイントと対策グッズをまとめました。

ゲリラ豪雨対策には傘は必携!暑さ対策にも◎

まず、備えておきたいのはゲリラ豪雨対策です。

最近の梅雨は「しとしと降り続く雨」だけでなく、急激に天候が変化する「ゲリラ豪雨」を伴う雨も多くなってきます。また、ゲリラ豪雨は狭いスポットに30分~60分ほど降るという特徴があり、精度高く予想することが難しい雨でもあります。そのため、特に梅雨の時期は天気予報が雨でなくても傘を持って出るのが理想です。

さらに、梅雨の時期とは言え、晴れの日は強い日差しが肌に刺さります。熱中症対策としても傘は有効です。晴雨兼用の傘であれば、毎日のように出番がある時期となります。

そこでおすすめなのが、晴雨兼用の超コンパクトな折り畳み傘です。

万が一ゲリラ豪雨に遭遇してしまっても、これさえ持っていればひと安心です。WPCの傘は「広告費をもらわないガチレビュー雑誌」で折り畳み傘部門の1位を取ったことがある傘で、迷うならWPCを購入すれば間違いありません。

私も愛用しているのですが、特に夏の時期は日傘としての出番も多いです。晴雨兼用傘は、使う日数を考えるとコスパが良いのでおすすめです。

もしもにゃん

WPCの傘は収納ケースが別売りしていないので、無くさないように注意してにゃん…

\ 熱中症対策対策についてはこちらで解説しています /

梅雨の語源や読み方に関する豆知識

平安時代に藤原公任が和漢朗詠集で「梅雨」という言葉の入った句を謳っていることから、平安時代からすでに梅雨という概念があったと考えられます。一方で、当時の読みは「梅雨(ばいう)」だったといいます。

ちなみに、梅雨の語源は…
・中国で梅の実が熟す時期に降る雨を「梅雨」と呼んでいたのが日本に伝わった
・カビ(黴)がよく生える時期なので「黴雨(ばいう)」と呼んだ
・くさるという意味の「潰える(ついえる)」から変化した
など、様々な説があるようです。

一方、「梅雨(つゆ)」という読み方になったのは江戸時代からともで、確認できるようです。
参考:https://www.ebayama.jp/merumaga/20110601.html

防災士うめい

今回は以上です。最後までお読み頂きありがとうございました!
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