カセットボンベの備蓄は何本必要?何日分を準備するのが良いかの考え方

カセットボンベの備蓄は何本必要?何日分を準備するのが良いかの考え方

こんにちは、もしもにスタジオの防災士うめいです。
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今回は「カセットボンベの備蓄」についての記事です。

この記事はこんな人にオススメ

カセットボンベの備蓄すべき本数が知りたい

何日分のガスの備えが必要か知りたい

カセットボンベの備蓄の注意ポイントが知りたい

目次

カセットボンベ(カセットガス)の備蓄は必要?

カセットボンベ(カセットガス、ガス缶、CB缶など呼び方が様々ですが、本記事はカセットボンベで統一して解説します)の備蓄は必要でしょうか?

結論、カセットボンベの備蓄は避難生活を快適に過ごすために重要なアイテムなので、各家庭で備えるべき必須アイテムの一つです

例えば、カセットコンロとセットで使うことで、非常時でも温かい料理を食べることができます。身体を温かいタオルで拭きたいときにも、カセットボンベがあればお湯を沸かすことができます。最近ではカセットボンベで動く暖房器具も販売されており、その用途は様々です。

しかし、カセットボンベをどのくらいの量を備蓄すれば良いのか想像しにくいものです。そこで今回は、防災士の私が、「なぜこの量必要なのか」の理由も交えてカセットボンベを備えるべき目安の量についてご紹介します。

もしもにゃん

カセットボンベが備蓄で何本必要か、はやく知りたいにゃん~

カセットボンベは何日分を準備するのが良い?

実は、「水の備蓄」については国が「ひとり1日3L」の水が必要と明言しています。一方で、カセットボンベについては明確な備蓄の目安量が示されていません。そのため、メーカーのパンフレットや企業の調査資料をもとに考える必要があります。

早速カセットボンベの備蓄の目安量を解説します。

結論:とりあえずひと家庭で15本のカセットボンベを備蓄すると安心!

カセットボンベの必要数ですが、かなり悩ましいです。
現時点の結論では、ひと家庭15本カセットボンベがあればなんとななりそうと思っています。
防災関係者の数名にヒアリングしたところ、10本~20本を各家庭に備蓄しているという意見が多かったです。

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3本セットで売られていることが多いカセットボンベ、5セット買えばとりあえず安心というところでしょうか。
もちろん、大家族の方・ひとりぐらしの方、シェアハウスの方など…皆様の状況によって異なるかと思います。次の章ではカセットボンベが何本必要なのかの考え方をご紹介しようと思います。

※現時点の私の結論ですので、また良いカウント方法があれば更新していきます。



カセットボンベの備蓄量計算の難しさ

災害発生時のカセットボンベ使用量の想定数を計算するには、変数が多くて正確に計算するのが難しいです。

例えば、1人分の料理つくる時より、4人分の料理を作るときの方がエネルギー効率よく作ることができます。他にも、カセットガスを取り巻く環境には以下のような様々な「変数」が存在するため一概に「何人分で何本」とはっきり言えないのが現状です。

・寒い地域に住んでいる
・カセットコンロを強火で使う
・カセットボンベを使った暖房器具を使う
・温めなくても食べられる食事を多く備蓄している

カセットボンベの備蓄は1週間分目安で良いか?

防災備蓄としてカセットボンベを用意しようとしている方。
国や企業は「最低3日、できれば1週間」の備えが必要との説明があります。
しかし、南海トラフ巨大地震や首都直下地震が起こった場合、多くのインフラが止まると予想されています。

ガスは1ヶ月近く復旧できないという見込みもあります。
とくに、冬の寒い時期に在宅避難ができたとしても、ガスが無ければ温まることができないという方もいるでしょう。そういった場合は、暖をとるためにより多くのカセットボンベを用意する必要があると考えられます。

【参考】電気・水道・ガスが9割程度復旧するまでの日数

スクロールできます
南海トラフ地震
(想定)
東日本大震災
(2011.3.11)
阪神淡路大震災
(1995.1.17)
電気862
水道422437
ガス363461
電気・水道・ガスが9割程度復旧するまでの日数


カセットボンベがあれば、調理をするだけでなく、水の浄化ができる・お湯を作れる・暖をとれるなどのメリットがあります。
「カセットボンベが何本必要か」という質問に対して、一概に「何本必要」という答えが出せないのは、皆様の環境で大きくかわるからです。
ご自身の環境に合わせて準備頂きたいですが、とりあえずひと家庭に15本ほどあればまずは安心かと考えております。

冬の寒い日に備えてカセットガスストーブもおすすめ

カセットボンベを備えるのであれば、寒さ対策にカセットガスストーブを用意するのもおススメです。
私が今狙っているのはイワタニの「風暖」。
キャンプ界隈で温かすぎると話題になっているアイテムで、これさえあれば寒い日をやり過ごすことができそうです。

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ただし、こういったカセットボンベを使う暖房器具を使う想定をしているのであればさらに備蓄すべき本数は増えます。カセットボンベ1本で、標準運転時で約1時間40分、弱運転時で約2時間30分使えるとのことです。寒い日は1日1本以上は使ってしまいそうですね。

皆様の状況に合わせてカセットボンベを用意してみてくださいませ。

防災士うめい

今回は以上です。最後までお読み頂きありがとうございました!
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