【旅行の防災術】持ち物の準備や旅行の計画方法まで防災士が解説!防災ポーチに何入れる?

【旅行の防災術】持ち物の準備や旅行の計画方法まで防災士が解説!防災ポーチに何入れる?

こんにちは、もしもにスタジオの防災士うめいです。
このサイトでは「防災をデザインする。」をテーマに防災に関するお役立ち情報を発信しております。

この記事をかいた人

防災士うめい@もしもにスタジオXInstagtramYoutube
・防災士試験に全問正解で合格。YoutubeやSNS等メディアで情報発信中
・インテリアコーディネーター/整理収納アドバイザー(詳しい自己紹介はこちら
・埼玉県在住/子育て中の30代

今回は「旅行の防災術」についての記事です。

この記事はこんな人にオススメ

旅行を計画しているが、災害も心配

旅先で万が一災害に遭ったときの備えをしたい

旅行の防災術について知りたい

目次

旅行の防災「事前準備」と「持ち物」と「当日の行動」で決まる!

楽しい旅行の計画で、防災のことはなかなか考えにくいものでしょう。
しかし、日本ではいつでも、どこでも地震が起こるリスクがあります。さらに、最近では地球温暖化でゲリラ豪雨が増え、水害も激甚化しています。

実際、旅行中の方が多いGWや年末年始で大きな被害が発生しています。2023年のゴールデンウィーク中には能登半島で震度6強の地震が起き、2024年の元旦には同じく能登半島地震で多くの方が犠牲になりました。2021年には観光地である熱海で土砂崩れがおき、2023年の7月に発生した台風6号では、沖縄が長期間にわたり停電となり休暇中・旅行中の方も被災しました。

旅行の防災のポイントは大きく3つあります。「事前準備」「持ち物」「当日の行動」です。この記事で、防災士の私が一つずつご紹介しますので、旅行の計画を立てている方は是非、参考にしてみてください。

【旅先防災①・事前準備】まずは旅先の危険度チェックで事前計画を

旅行の際、防災で気を付けなければいけないのは「普段と異なる環境に身を置くこと」です。
自宅周辺なら危険場所や避難先がわかる方も多いかと思いますが、旅先ではどこに何があるかもわかりません。そこで、もしもに備えて、旅先の危険度チェックを事前に行いましょう。細かく調べなくても、最低限どのような危険がある地域に行くのか調べた上で旅行の事前計画を立てるのがおすすめです。当日の天候や、移動手段なども考慮した準備がベストでしょう。

STEP
重ねるハザードマップで旅先の危険度をチェック

まずは、ハザードマップポータルサイトを見て行先にどんなリスクがあるかを知ることが大切です。
住所を入力するだけで、一目でどんな危険がある地域かわかるので、旅行前には一度見ておくことをおススメします。

STEP
当日の天気をチェック!2週間前から予想が見れます。

日本気象協会のウェブサイトからは2週間前予想を見ることができます。検索欄に旅先の住所を入力して早めに予想を確認して準備をすすめましょう。旅行の日程が近づいているなら予報精度No.1のウェザーニュースで天気を確認するのもおすすめです。

STEP
旅行先のハザード情報・天気の情報をもとに計画をする

旅行先のハザードマップをみて、天気を確認したら具体的な持ち物の準備など、旅行の計画をしましょう。リスクの高い地域に行く場合や、悪天候が予想される場合は普段よりも準備を念入りに行うと安心です。また、移動手段などで持ち物や準備するものが変わるので、旅行計画に応じて準備をすすめましょう。
また、地震は日本であれば行先や天候に関わらずどこでも起こります。地震が起きても対応できる準備を最低レベルの準備として、荷造りするよ良いでしょう。

【旅先防災②・持ち物】旅行にもっていきたい「防災ポーチ」

旅行の計画ができたら、実際に準備をしていきましょう。
どんな旅行でも「防災ポーチ」を持っていくようにしましょう。防災ポーチの中には以下のようグッズを入れておくのが良いです。

旅行用の防災ポーチに入れたいものリスト

【旅行用】防災ポーチに入れおきたいもの

▶ モバイルバッテリー
▶ 多めの薬(目安:1週間分~)
▶ 小さめのお菓子
▶ コンパクトレインポンチョ
▶ 現金
▶ 45Lのポリ袋・チャック付きの袋
▶ エマージェンシーシート
▶ 圧縮タオル
▶ 非常用トイレ
▶ 小さめのライト

旅行用の防災ポーチに入れたいもの解説

それぞれ、なぜ防災ポーチに入れた方が良いのかを解説致します。防災ポーチに全て入れなければいけないというわけではありません。旅先や移動手段によっては不要なものもあります。以下を参考にしながら、ぜひ楽しんで旅行用のオリジナル防災ポーチをつくってみてくださいね。

もしもにゃん

防災ポーチをつくるのって、意外と楽しいにゃん♪

モバイルバッテリー

現在の災害はスマートフォンの充電の有無が、生死を分けることもあります。とくに、緊急時に正しい情報を即座に手に入れる、助けを呼ぶなど、スマートフォンは緊急時にも欠かせないアイテムです。
モバイルバッテリーは必ず携行し、スマホの充電を切らさないようにしましょう。災害時以外でも旅先で写真をとりすぎて充電がない!ということもなくなりますよ。

最近は大容量のモバイルバッテリーでも、軽量&小型化してきています。私のおすすめは最新のスマホでも3回充電でき、片手に収まるサイズの「CIO SMARTCOBY TRIO 65W 20000mAh」です。小型のPCなどであれば、外出先でも充電することができるパワーもあるので、メインモバイルバッテリーとして毎日持ち歩いています。

多めの薬(目安:1週間分~)

持病などがあり、薬を飲んでいる人は多めの薬を持っておきましょう。持病などが無くても、頭痛がしやすい人、乗り物酔いしやすい人なども多めに携行すると良いでしょう。特に、旅行先で標高が高い場所に行くなど、普段と環境が変わると体調を崩しやすくなります。薬は優先して入れたいアイテムの一つです。

旅行先で被災してしまった場合、すぐに帰れない・病院がやっていないなども想定されるため、1泊の旅行だとしても最低1週間分は持っておきたいところ。特に、ゴールデンウイーク・お盆休み・年末年始に旅行に行く際は、病院も休みの可能性があるので注意が必要です。

小さめのお菓子

旅行に出かける際は小さめのお菓子を持っておくと良いです。
お菓子の中でも特に、飴がおすすめ。糖分補給ができますし、気持ちを落ち着かせることもできます。電車旅で、長時間電車が動かなくなるケースや、車移動中に大渋滞にはまってしまうケースもあります。飴をはじめとする小さめのお菓子があると安心でしょう。糖分補給はできませんが、ガムなども気分を変えるのにおすすめ。お菓子は、お子さん連れで旅行される方は特に必携のアイテムです。

コンパクトレインポンチョ

100円ショップで売られているコンパクトレインポンチョはとても小さく、防災ポーチに入れておきたいアイテムの一つです。旅行先に選ばれる地域は、山や多く天候が変わりやすいです。また、万が一被災してしまった時に危険なのは雨に濡れて体温が奪われることです。体温が奪われると生死に関わります。最近はゲリラ豪雨などの頻度も多くなってきているので、ひとりひとつ持っておくと安心ですね。

もしもにゃん

防災の情報発信しているので、Instagramフォローしてくれると嬉しいにゃん♪

\ コンパクトレインポンチョの詳細はInstagramでもご紹介しています /

現金

電子マネーやクレカで支払う人が増え、現金を使う機会は少なくなりました。しかし、災害時は停電などの影響でいつも使っている決済方法が使えなくなる可能性もあります。現金を持っておくと万が一に対応できます。
さらに、地方の旅先の場合、お土産店や露店・喫茶店などでは現金払いしかできないことがあります。旅行の時には特に役立つ可能性が高い現金。お土産や食事代のことを考えて、最低でも約3,000円、気持ち少し多めに持っていくとよいでしょう。

45Lのポリ袋・チャック付きの袋

ポリ袋は防災ポーチに入れた方が良いアイテムです。
特に45Lのポリ袋はマルチな使い道があります。例えば、災害時に非常用トイレとして使うことができるので、非常用トイレとセットで持っておく置くと良いかもしれません。他にも、水を運ぶための貯水タンクにしたりなど、マルチに使えるのが45Lポリ袋です。
また、サイズ違いでいくつかチャック付きの袋を持っているとなにかと便利です。旅先で雨に遭った時に、濡らしたくないモノをしまっておくにも良いですね。我が家は子どもがいるので、拾ったキレイな石やどんぐりなどを持って帰るときにチャック付き袋が活躍します。

もしもにゃん

ふくろはかさばらないしマルチに使えるので多めに持っておくのが◎にゃん♪

エマージェンシーシート

被災した際に身体を冷やすのことは生死に関わります。電車や車で被災して長時間動けなくなってしまったときなど、エマージェンシーシートがあると安心です。軽くてかさばらないので、お守りがわりにひとついれておくと安心です。
100円ショップなどでも手に入るのですが、広げた時の音などが気になる場合があります。そこでおすすめなのが、防災関係者の多くが持っているのはSOLのエマージェンシーブランケット。カサカサ音が気にならず、丈夫で安心して使う事が出来ます。

圧縮タオル

雨などで身体濡れてしまった時、圧縮タオルがあると身体を拭くことができます。これは100円ショップで売っている圧縮タオルで充分です。500円玉サイズの超コンパクトタオルが発売されているので、ひとつ買ってポーチに入れておきましょう。

非常用トイレ

余裕があれば非常用トイレも持っておきましょう。持ち歩くにはちょうどよい『ぽけっトイレ』がおすすめです。ぽけっトイレは2024年にローソンとテスト提携してコンビニでも購入できるようになったようなので、見つけたら買ってみてください。

小さめのライト

小さめのライトもあれば、防災ポーチに入れておくとおすすめです。特に、地方の旅行先で停電などに遭遇してしまったら道中が真っ暗な可能性もあります。最近は「ムサシ」が発売して大ヒットしたCOBライトをはじめ、安価に手に入る軽くて明るい優秀なライトが多数発売されています。気に入ったライトを一つ持ち歩くようにしましょう。

ムサシ(MUSASHI)
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【旅先防災③・当日の行動】

最後に、旅行先の防災で気を付けるのは、当日の行動です。

旅行先のチェックポイント

旅行先では、なるべく危険な場所に長く滞在しないなどの工夫が必要です。例えば、雨の日に川沿いのキャンプ場は避ける。土砂災害警戒区域内の観光地は避けるなどです。事前にチェックしておき、危険と思われる場所は避けましょう。

また、ホテルや旅館についたら、避難口や非常口について確認しておくことも大切です。

また、地震はともかく、台風や大雨などはほとんどの場合、事前に危険を察知することができます。せっかく計画した旅行かもしれませんが、災害に巻き込まれないようにキャンセルするという英断が必要な場合もあります
命をまもるための行動を優先してくださいね。

おまけ:旅行に出かける前に入れたい防災アプリ

旅行先ではWi-Fiが使えず、アプリをダウンロードすることが難しい場合もあります。事前に防災に役立つアプリをダウンロードしておくのが良いでしょう。
防災に役立つアプリおすすめアプリはいかです。

・NERV
・GoogleMap

もし被災してしまったら…

もし、旅先で地震や台風などの災害に巻き込まれてしまったら、土地勘が無い場所のためまずは情報収集につとめましょう。
避難先ではすでに「ゲスト」ではありません。他の土地から来た人も、危機を脱するために地元の方との協力が不可欠です。率先して自分にできることをして、無事に家に帰るために助け合う事が必要です。

防災士うめい

今回は以上です。最後までお読み頂きありがとうございました!
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