こんにちは、もしもにスタジオ代表の防災士うめいです。
このサイトでは「防災をデザインする。」をテーマに防災に関するお役立ち情報を発信しております。
今回は「水の備蓄目安」についての記事です。
どのくらい水を備蓄するかの目安がわからずに迷っている方
自分なりに理由を理解し、納得して水の備蓄量を決めたい方
推奨されている水の量で足りるか不安な方
\ 南海トラフ巨大地震への備え特集はこちら!水以外の備えについても解説しています /
水の備蓄はどのくらいの量が目安?
この記事を読まれている方は
「備蓄をはじめたいけれど、どのくらいの水の備蓄量が目安なの?」
「1日3Lの水が必要と聞いたけれど、そんなに必要なの?」
「水の備蓄は場所を取るから、3日分だけ用意しようと思うけど足りるかな?」
と疑問を持たれているかと思います。
今回は、そういった疑問を解決すべく、本当に必要な水の備蓄量はどのくらい?
ということを、しっかりと理由つきで防災士の私が解説していきたいと思います。
結論を急いでいる人は「1人1箱(2L×6本入り)は最低でも備える」とだけ覚えるにゃ~!つまり4人家族なら4箱♪
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水の備蓄目安を決める計算式
まず、必要な水の備蓄量を求める計算式を見ていきましょう。
計算は以下の通りです。
「必要人数」×「3L(1日に必要な水の量)」×「備える期間」
=「必要な備蓄量」
上記の式に、必要な情報を当てはめた数字が、あなたが必要とする水の備蓄量の目安となります。
例えば、4人家族の場合、3日分を備えようとすると36Lの水が必要となります。
さて、ここで悩むのが「備える期間」です。3日分?1週間?色々悩まれていると思います。
最低3日分って言われたけど、ほんとに3日分で足りるかにゃん?
さらに、「1日3L」という目安になっている水の量が、多いのか少ないのか、妥当な量かもわからない方も多いでしょう。
でも大丈夫です!この記事でどのくらいの水の備蓄量を備えるべきか、理由つきでしっかり解説します。
最近は大きな地震が増えてきてます。正しい知識で、しっかり備えて安心するためにも、ぜひ最後までご覧くださいね。
「1日3L」の水が必要ってホント?その根拠は?
「1日3Lの水を目安に備蓄しましょう」
というメッセージを見たことがある方は多いのではないでしょうか。
そして、こんな疑問が湧いてきますね。例えば…
「毎日3Lも水飲んでないんだけど、多すぎない?」
「いや、逆に身体を洗ったり洗濯するのに3Lじゃ足りなくない?」
などなど。
まずはその疑問にお答えすると、生活用水などを除いた「身体に取り入れる水(飲み水)として必要な量が1人1日3L」ということになります。
1日3Lもお水を摂取していたのかにゃん!意外と多いにゃん~
それを聞いて「わたし、水をそんなに飲まないから、水の備蓄量は少なくてもいいや!」と思った方は注意が必要です。実は、水やお茶などをあまり飲まない人でも、毎日の食事から水分を摂取しています。
災害時には長期保存食がメインの食事になります。しかし、長期保存食は乾燥したものが多く、食事から水分はほぼ摂取できません。つまり、ペットボトル水が唯一の水分摂取手段となる可能性が高いです。
では、なぜ「1日3L」が必要量なのか、もう少し詳しく見ていきましょう。
身体から出ていく水分量 < 摂取すべき水分量
例えば、体重60Kgの人が1日で尿や皮膚からの蒸発で排出されている水分量は約2.5L。
夏場だとさらに汗をかいて身体から出ていく水分が多くなり、1日3L~4Lは身体から抜けていく計算となるそうです。
そして、人間は身体から抜けた分の水を補わないと、脱水症状になってしまいます。なので、最低でも3Lは毎日水分補給をする必要があります。
引用:災害用の備蓄飲料水が「1人1日3リットル」の根拠・理由(Takahashi Suzuki(防災 看護師))
https://youtu.be/U7N0AiGtJv0?si=p052bJRJhKyNLtzF
上記のような理由から、飲むための水の利用量として、『1人あたり1日3Lの飲料水としての水』が必要となるのです。
一方で、洗濯・お風呂・歯磨きなどの生活用水は「1日3L」の水には含まれておりません。
特に、洗濯やお風呂などは水を大量に使います。災害時に水は貴重なので、代替品で対応するのが一般的です。
例えば、お風呂はからだ拭きシートで済ませたり、ごく少量の水で洗濯できる洗濯グッズなどを活用して、なるべく水を使わなくても過ごせるように備えるのが理想です。
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数日なら水を飲まなくても平気?
さて、1日に3Lの水分摂取が必要なのはわかりました。
一方で、『数日なら飲料水が少なくても我慢できる』と思っていませんか?
実は必要な水分量が摂取できないことで、エコノミークラス症候群などの「災害関連死」につながることがわかっています。特に、高齢者や小さい子供は摂取する水分が少ないと、すぐに脱水症状になってしまい危険です。
水は命に関わる最も重要なアイテムなため、「本当に必要な防災グッズランキング」では「備蓄水」が1位となっています。
他にも、水が不足することで以下のような多くの問題が発生します。「少ない水で我慢しよう」と思わずに、充分な水分が確保できるように準備できることが理想ですね。
- 脱水症状: 口の渇き、尿量の減少、体のだるさ、頭痛
- 皮膚の乾燥: 皮膚の弾力性の低下、ひび割れ、かゆみ
- 頭痛: 脳の水分不足による血管収縮によるもの
- 集中力の低下: 脳の機能が低下し、思考や判断力が鈍る
- 疲労感: 水分不足による筋肉の疲労や代謝の低下
体調が悪くなっても、災害時は病院になかなか行けないにゃん…
お水を飲むのは大事だにゃん!
備えるべき期間は?『3日 or 1週間 or それ以上?』
あなたは、どの程度の被害や状況を想定して水を備えていますか?
水を備えるべき期間の目安を考える前に…。
「あなたは、どの程度の被害や状況を想定して水を備えていますか?」
と聞かれたらどう答えますか?
ベンチマークとして「南海トラフ地震」や「首都直下地震」などの巨大地震を意識して防災対策・備蓄をすすめている方は多いのではないでしょうか?
ここからは、そういった巨大地震、特に「南海トラフ級の巨大地震・災害」に対応するための水の備えを解説していきます。
南海トラフ地震では42日の断水想定も。
備えるべき期間を考える上で重要なヒントとなるのが、「過去の災害」と「これからの災害」の被害状況です。
以下の表は「阪神淡路大震災」「東日本大震災」「南海トラフ地震(想定)」の被害状況です。
【参考】水道が9割程度復旧するまでの日数
(想定) | 南海トラフ地震(2011.3.11) | 東日本大震災(1995.1.17) | 阪神淡路大震災|
---|---|---|---|
水道 | 42日 | 24日 | 37日 |
この表を見て、みなさんは水の備蓄目安はどのくらいだと思いますか?
国や団体が推奨する「最低3日分」の水の備蓄で足りそうですか?
なんだか「3日分」では足りなそうですよね。
少なくとも、過去2回の大災害では水道が9割復旧するまでに1ヶ月かかりました。そして、30年以内に高確率で発生するとされている南海トラフ巨大地震では、水道の9割復旧まで42日かかるということが予想されています。
あなたは1ヶ月以上、水道が止まった自宅で過ごす準備ができていますか?
巨大地震などの災害が起こると、1ヶ月は断水が続くことを覚悟するにゃ~
水の備蓄は3日分で足りる?答えはNO!
なんとなく3日分では足りなそうだな…ということがおわかり頂けたと思います。
一方で、なぜ国や団体から備蓄する目安の期間について「最低3日」という指標が出てくるのでしょうか。
コラム:なぜ備蓄は「最低3日」と言われるの?
最低3日の備蓄の根拠ですが、「人命救助のタイムリミット」が72時間(=3日間)であることに由来します。このタイムリミットは『黄金の72時間』とも呼ばれています。災害が起きてからは3日間はほぼ全てのリソースが「人命救助」をするために使われ、救援物資などは後回しになります。
ですから、この発災直後の3日間というのは、生きている人は自力で生き延びなければいけない3日間なのです。
国は災害発生から3日は人命救助最優先するにゃん。だから「最低3日の備蓄」と言っているのは、「3日間は面倒見れないから、みんな自力で生きてね」ということを宣言しているのと同じだにゃん…
だから「最低3日」はかならず自分で準備しなきゃいけないにゃん…!
そして、上記の「最低3日」という目安は、4日後以降に生き残った人への支援が開始されることを前提にしています。
しかし、南海トラフ巨大地震などでは被害が甚大且つ広範囲になるため、飲料水を含む救援物資は3日では手元に届かないことが予想されます。
南海トラフ巨大地震や首都直下地震などの巨大災害に備えた備蓄をしたいのであれば「最低3日」では全然足りないにゃん…
南海トラフなどの巨大災害を想定するなら「最低1週間分」を備蓄の目安に
実際、2013年に発表された「南海トラフ巨大地震対策について」という政府資料では、発災直後は行政からの支援が行き届かないから1週間分以上の水の備えが必要ということが明記されています。
引用:南海トラフ巨大地震対策について (最終報告)平成25年5月 南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ
www.bousai.go.jp/jishin/nankai/taisaku_wg/pdf/20130528_honbun.pdf
なので、もし「水の備えは3日分で足りますか?」と質問された場合…
私なら「足りないと思います」と答えます。
少なくとも私の周りの家族や友人には「最低1週間分の水は備蓄して欲しい」ということをお伝えしてます。
公助による水の救援が始まっても以下のような方は水を運ぶのが困難な場合があります。
・応急給水場所が遠い方
・マンションの高層階などにお住いの方
・高齢の方・乳幼児をお連れの方
その他、水を運ぶのが難しい場合はさらに倍の2週間分を目安に水を備蓄すると安心でしょう。
その場合、ローリングストックするは大変なので、日本で手に入る唯一の15年保存できる水などで長期備蓄するのがおすすめです。
しかし、現実問題を考えると、備蓄は多ければ多いほど良いというものでもなさそうです。
1ヶ月分の水を備蓄しようとすると、かなり広いの保管場所が必要です。もし広い場所があって保管できたとしても、大量に賞味期限切れする水の処理問題が発生します。また、コストもかかりますね。
1週間以上の備蓄をしたい場合は、保管場所や処理方法、備蓄にかけられる予算との相談になってきそうですね。
場所とお金さえあれば、いっぱい備えたいにゃん…!
結論として、南海トラフ級の巨大地震に備えるのであれば「水の備蓄は、目安として1週間分は用意しましょう」ということになります。
自分に必要な水の備蓄量を計算しよう
1日に必要な水の量…3L(ひとりあたり)
備蓄する期間の目安…1週間分以上を目安に
さて、ここから先は自分に必要な水の備蓄量を計算していきます。
今回は上記の条件を前提に、2Lペットボトルの箱で購入したときの箱単位での早見表を作りました。
必要箱数早見表:必要人数×備蓄日数※2Lペットボトル×6本ケースの場合
\ 防災士の私が備蓄しているお水はこちら! /
スーパーやホームセンターで良く見かける箱単位「2L×6本」のペットボトルの箱がどのくらい必要かの早見表です。自宅の収納場所があるか、段ボールのサイズも意識しながら、自分の家にどのくらい置くことができるかをシミュレーションしてみましょう。
「2L×6本」段ボールのサイズ例:32cm×19cm×33cm
3日分 (最低限) | 1週間分 (★オススメ!) | 2週間分 (さらに安心) | 1ヶ月分 | |
---|---|---|---|---|
ひとり分 | 1箱 | 2箱 | 4箱 | 8箱 |
2人分 | 2箱 | 4箱 | 7箱 | 15箱 |
3人分 | 3箱 | 6箱 | 11箱 | 23箱 |
4人分 | 3箱 | 7箱 | 14箱 | 30箱 |
5人分 | 4箱 | 9箱 | 18箱 | 38箱 |
【水の備蓄は足りていますか?】
— もしもにスタジオ【公式】@うめい|防災をデザインする。 (@moshimoni_com) February 27, 2024
4人で1週間分のお水を準備したい場合、なんと!「段ボール7箱」になります🙀
写真で見ると、意外と多く感じると思います💦
7箱分の段ボールを収納する場所なども考えると、なかなかハードルが高いかもしれませんが…
「命を守る水」なのでしっかり備えたいですね💪 pic.twitter.com/KvqUdAdUYD
必要箱数早見表:必要人数×備蓄日数※2Lペットボトル×9本ケースの場合
最近見かけることが増えてきた「9本入り」の箱単位、「2L×9本」のペットボトルの箱がどのくらい必要かの早見表です。
9本入りの段ボールは約20キロの重さとなります。個人的には数量の管理をしやすい6本ケースを基準に揃えていくことをお薦めします。
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「2L×9本」段ボールのサイズ例:32cm×27cm×33cm
3日分 (最低限) | 1週間分 (★オススメ!) | 2週間分 (さらに安心) | 1ヶ月分 | |
---|---|---|---|---|
ひとり分 | 1箱 | 2箱 | 3箱 | 5箱 |
2人分 | 2箱 | 3箱 | 5箱 | 10箱 |
3人分 | 2箱 | 4箱 | 7箱 | 15箱 |
4人分 | 2箱 | 5箱 | 10箱 | 20箱 |
5人分 | 3箱 | 6箱 | 12箱 | 25箱 |
必要備蓄水早見表
リットル表記での早見表も掲載するにゃん♪
活用する時はサイトのこのリンクも貼って欲しいにゃん~
1日分 (足りない) | 3日分 (最低限) | 1週間分 (★オススメ!) | 2週間分 (さらに安心) | 1ヶ月分 | |
---|---|---|---|---|---|
ひとり分 | 3L | 9L | 21L | 42L | 90L |
2人分 | 6L | 18L | 42L | 84L | 180L |
3人分 | 9L | 27L | 63L | 126L | 270L |
4人分 | 12L | 36L | 84L | 168L | 360L |
5人分 | 15L | 45L | 105L | 210L | 450L |
水の備蓄についての疑問を解決
その他、水の備蓄に関するよくある疑問について、解説致します!
浄水器を持っていれば備蓄水は少なくても良い?
結論として、最終手段として浄水器を持っておくのはありですが、持っているから備蓄水の量を減らしても良いということはありません。
浄水器があれば、飲料に適していないような川などの水も浄水して飲み水に変えることができます。
しかし、災害時は洪水や津波などの危険が伴います。また、浄水器を使い慣れていないと、使い方がわからなかったり、フィルターの種類によっては除外できない有毒成分などもあります。
なので、浄水器を持っているから備蓄水を減らしても良い、という判断にはなりませんがお守りにはなると思います。
ちなみに、私が持っているポータブル浄水器は「SAWYER」という浄水器です。あまり防災グッズとして活用する計画はなく、あくまで趣味のアウトドアグッズレベルです。
\ 最終手段のお守り代わり!実際に使うことはないと思います笑 /
ペットボトル・2Lと500mlではどっちで備蓄する?
結論、備蓄するならどちらでも良いですが、役割やメリットを理解して備蓄分けするのがおすすめです。
・500mlはで直接口をつけて飲むのに向いています。
・2Lは500mlよりも場所をとらないため大量備蓄に向いています。
500mlと2L、どっちもメリット・デメリットがあるため、バランスよく備蓄すると良いでしょう。
2Lペットボトルの方が場所効率がよいので、特にこだわりがないのであれば2Lでの備蓄がおすすめです。
おすすめは、基本は「2L」の長期保存水をペットボトルで備蓄しておき、ローリングストック(普段使いしながら消費する分)として500mlの水を備蓄するとバランスが良いです。保存水をどっちで備蓄するのが良いかは、また別で詳細記事を執筆しています。良ければご覧ください。
\ 2Lペットボトルor500mlペットボトルの詳細解説 /
水はベランダに備蓄しても大丈夫?
結論として、ベランダで水を備蓄するのは避けた方がよいです。
高温が続いたり、氷点下になるような過酷な状況が続くとペットボトルが変形してしまいます。
ペットボトルが変形することで、雑菌などが入る可能性があります。
理想としては15℃-25℃の常温で、段ボールに入れたまま立てた状態で保管するのがベストです。
引用:奥長良川名水㈱
https://okunagaragawa.jp/wp/wp-content/uploads/2016/10/5年保存水の大切なお知らせ.pdf
水道水をペットボトルに詰め替えて保存してはいけない?
一度開封したペットボトルには雑菌などが入ってしまうため、詰め替えた水の長期備蓄はできません。台風などで貯金の断水が予測される場合は、一時的にペットボトルに飲み水を汲んでおくのは良いでしょう。
水道局の情報によると、冬場で7日・夏場で3日ほどは飲み水として保存できるようです。とはいえ、飲むときは自己責任でお願いします。
断水時の救済措置には期待できる?
巨大地震などで断水してしまった際に期待したいのが「応急給水場所」「給水車」「避難所の備蓄」「救援物資」です。断水してしまっても、水さえ手に入れば備蓄水に頼らずに済みそうです。
断水時に備蓄水以外でどんな方法で、飲料水が確保できるかも確認しておきましょう。
応急給水場所
まず、災害などで断水になってしまった際、自分の住んでいる場所の近くに給水場所があるのかを必ず確認しておきましょう。
応急給水場所が自宅から遠い人は、気持ち多めに水を備蓄するにゃん♪
なお、給水場所では、後ろに並ぶ人や重さの運べる重さのことも考慮して、1度に確保できる水は40Lほどが上限と思ってよいでしょう。また、夏場は給水してきた水は3日ほどしか日持ちしないのにも注意が必要です。
給水車
断水後に水道局から派遣される給水車。全国に1200台あるとされていますが、巨大災害が起こった際はフル稼働しても足りない台数です。
給水車は断水範囲が広い場合、給水車は広範囲に移動しながら水を供給します。そのため、水が欲しいタイミングで家の近くに給水車が来るとは限らず、自宅から給水車まで長距離を移動して水を汲んでくる想定をしなければいけません。
給水車をアテにしていても、家の近くまできてくれないかもにゃん…
避難所の備蓄
避難所により、どの程度水を備蓄しているかは自治体によります。
例えば、千葉県の千葉市では1つの避難所の共通備蓄品として500mlのペットボトルを500本~2000本ほど用意しているそうです。※1
救援物資
救援物資の中に水が入っていることがありますが、大規模災害時には道路などのインフラも寸断され救援物資も届かない状況が予想されます。
救援物資に頼らない、自らの備えで安心できる環境づくりが望ましいです。
水の備蓄目安まとめ
南海トラフ級の巨大地震や災害を想定するのであれば、最低でも1週間分の飲み水を確保しておくのが理想的です。飲み水が足りない事で災害関連死などにもつながることから、飲み水は生き残るための最重要アイテムと言っても過言ではありません。
一方で、大量に備蓄しようとすると保管場所などの問題が出てきます。最終的にどれくらい水を備蓄するか決めるのは、皆さん一人ひとりです。実際に大きな災害に巻き込まれた時「用意していればよかった…」と後悔しないよう、平時にしっかりと準備をしておきましょう。
※1 参考:千葉市避難所共通備蓄品一覧