こんにちは、もしもにスタジオ代表の防災士うめいです。
このサイトでは「防災をデザインする。」をテーマに防災に関するお役立ち情報を発信しております。
今回は「停電のときに本当に役に立つランタン」についての記事です。
停電に備えて、ランタンを選びたい人
アウトドアでも活躍するランタンが知りたい人
停電になった時の電池が気になる人
停電を経験したからわかる。一番良いランタンはCARRY THE SUN(キャリーザサン)
この記事を読んでいる方は、停電の時にどのランタンが役に立つかをお探しではないでしょうか。
先に結論からお伝えすると、CARRY THE SUN(キャリーザサン)が停電や災害時などで一番役に立つと考えています。併せてジェントスのEX-1362を用意しておくとさらに安心です。その理由を解説していきます。
https://carrythesun.jp/
結論:停電に備えるならCARRY THE SUNが一番良い。
先に結論からお伝えします。
停電に備えるならCARRY THE SUNを部屋の数分しておくのが良いでしょう。
これからその理由をお伝えします。
CARRY THE SUNとは?
CARRY THE SUNとは、ランドポート株式会社が販売する、ソーラーランタンです。
私が使っていて感じている特徴は以下の通り。
・電池が不要(ソーラー蓄電)だから、防災グッズに最適
・折りたたむと非常にコンパクトになる
・一部屋全体を照らすには十分な明るさがある
では、基本情報と特徴を見ていきましょう。
基本情報
スペック
CARRY THE SUN(Medium)
明るさ(弱)約10ルーメン(中)約20ルーメン(強)約100ルーメン
点灯時間(弱)約72時間(中)約42時間(強)約10時間
収納サイズ 210×110×12mm
使用サイズ 110×110×110mm
重量 86g
満充電までの目安・直射日光で7-9時間
一番強い光でも約10時間も点灯時間があるのは、凄いです。
また、晴れていれば直射日光で9時間で満充電になるので、天気次第では毎日使う事も可能。
電池が不要(ソーラー蓄電)だから、防災グッズに最適
CARRY THE SUNの一番のポイントは、なんといってもソーラー充電で蓄電して、長時間点灯できることです。CARRY THE SUN(Medium)の一番弱い明るさなら、72時間も点灯し続けることができます。
停電時の夜は、本当に真っ暗になってしまうため、ほんの少しでも消えない明かりがあるということは、安全性を高め、何よりも心の支えになります。
折りたたむと非常にコンパクトになる
CARRY THE SUNは、収納する際はコンパクトに折りたためるため防災備品として収納場所をほぼ取りません。ランタンの多くは、収納場所を確保するのが難しいのですが、CARRY THE SUNであれば隙間に収納できます。
https://carrythesun.jp/
整理収納アドバイザーとしても、コンパクトに収納できる点は非常にポイントが高いです。
部屋全体を照らすには十分な明るさがある
CARRY THE SUNは、部屋全体を照らすのに十分な明るさがあります。
実際、2022年に私の住んでいる地域で約30万件の大規模停電が起こり、深夜に2時間半ほど停電する経験をしました。
宮城県や福島県で最大震度6強を観測した16日深夜の地震で、最大震度4だった埼玉県内でも一時、さいたま市や上尾市など県内全域で約30万軒という大規模な停電が発生した。約2時間半後に回復したものの、改めて地震の脅威を突きつけられた。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC175MR0X10C22A3000000/
当時はCARRY THE SUNを2個所有していたので、リビングと寝室の天井付近にCARRY THE SUNをセット。この時、部屋全体が見渡せるほど明るく、余震に備えるには十分な明るさがありました。
https://carrythesun.jp/
理想は「部屋の数分」を防災用に購入して
ご紹介したCARRY THE SUNは、「部屋の数分」を用意しておけばもし災害にあった場合でも、日常生活に近い状態の明かりで生活することができます。
実際に停電を経験した際ですが、メインの部屋に置くランタンがあっても、キッチンやトイレに置くランタンまではありませんでした。そのため、当時はランタンを手にもってトイレやキッチンに移動していました。
もし、部屋の数分だけCARRY THE SUNがあれば、停電時でも日常生活に近い形で室内で過ごすことができます。
南海トラフ級の巨大地震が来てもCARRY THE SUNなら十分に対応できる
このブログでは、南海トラフ地震級の巨大災害が起きた時への備えを想定しています。もし南海トラフ巨大地震が起きた場合は、国の想定では、震災から3日後には供給ネットワークの切り替えにより、停電の多くが解消されるとしています。
一方で、火力発電所の復旧に時間がかかることも見込まれており、停電解消後も計画停電を含む需要抑制が行われる場合があると想定しています。
2011年の東日本大震災の際も計画停電があり、2週間にわたり地域をグループに分け、約3時間ずつ電気を止めたということがありました。
余震が頻繁に起こる巨大災害時には、明かりが無い状態は危険です。逃げ遅れ、転倒、ケガなどの原因にもなります。THE SUNを用意して、避難生活を少しでも快適で安心できるものにしましょう。
CARRY THE SUNの注意点
CARRY THE SUNの注意点としては、ソーラー充電でしか発電できないため、充電していない状態で夜中に被災した場合、明かりを確保できない点にあります。対策は2つあります。
公式サイトでは、震災に日ごろからCARRY THE SUNを太陽光で充電をしておくことを推奨していますが、震災の時に限って充電ができていなかったということも十分にあり得ます。
なので、あわせて電池式のランタンを用意しておきましょう。ちなみに、電池式のランタンは部屋の数分を用意する必要がありません。翌日になれば、CARRY THE SUNを太陽光で充電できるため、一晩をしのげるランタンを用意しましょう。
なお、私の場合GENTOS(ジェントス)の136Sを2つ予備で用意しています。こちらのランタンの詳細については別途記事を執筆予定です。
CARRY THE SUNの評価
- 太陽光で発電し、長時間使うことが可能
- 部屋全体を照らすことができるほどの明るさ
- コンパクトで美しいデザイン
- 太陽がないと充電できない