防災士試験対策|第2章・第7講「災害関連情報と予報・警報」をわかりやすく解説【要点まとめ】

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防災士試験対策|第2章・第7講「災害関連情報と予報・警報」を徹底解説

この記事は、YouTube「もしもにスタジオ」の防災士試験対策の解説動画を文字起こし&記事用にテキスト編集したものです。
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防災士試験は、正しい知識の理解と反復学習がカギ。 一緒に合格を目指して、着実に学んでいきましょう!

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災害関連情報と予報・警報|防災士教本 第2章・第7講

第2章・第7講は「災害関連情報と予報・警報」です。
警報や予報・注意報の種類も多くボリュームのある内容ですが、要点をおさえて一緒に学んでいきましょう!

新しい防災気象情報(2026年5月〜)

見直しの背景

気象庁が発表する防災に関連した情報は、40種類を超えるほど複雑化していました。
特に気象庁が発表する「警報・注意報」と、自治体が発表する「避難情報」の関係がわかりにくく、「どの情報を見て、いつ避難すればよいのか判断しにくい」という課題が長年指摘されてきました。

警戒レベル5段階への整理

この課題を踏まえて、2026年5月29日から河川氾濫・大雨・土砂災害・高潮の4つの気象情報について、警戒レベルが5段階に整理されました。
気象情報と避難情報の対応関係がより明確になっています。

気象庁は直接住民に避難を呼びかける権限を持っておらず、「避難指示」などを出すのはあくまでも自治体です。
住民にとって重要なのは「避難指示を待つ」のではなく、気象庁の情報から危険度を読み取り、早めに避難行動を始めることです。

警戒レベルと避難情報の対応

警戒レベルと避難情報の対応は非常に重要です。しっかり覚えておきましょう。

警戒レベル避難情報・気象情報内容
レベル1早期注意情報平時から災害情報に気を付ける段階
レベル2各種注意報気象状況の変化に注意が必要な段階
レベル3高齢者等避難要配慮者と支援者が先に避難を開始する段階
レベル4避難指示(危険警報)危険な場所にいる住民全員が速やかに避難する段階
レベル5緊急安全確保(特別警報)すでに避難が困難な場合もあり、直ちに命を守る最善の行動をとる段階

新たにレベル4相当に「危険警報」が追加されたことも大きな特徴です。

その他の警報・注意報・特別警報

3段階が設定されている気象情報

警戒レベル体系とは別に、現象ごとに「特別警報・警報・注意報」の3段階が設定されているものがあります。

3段階が設定されている気象情報の例:
「暴風」「波浪」「大雪」「暴風雪」の4種類

注意報のみが存在する気象情報

以下の気象情報は注意報のみが存在します。

濃霧・雷・乾燥・なだれ・着氷・着雪・霜・低温・融雪

気象防災速報(2026年5月29日〜)

極端な現象により災害発生の危険度が高まった際に、速報的に発表される「気象防災速報の運用も2026年5月29日から開始されます。

対象となる速報は以下の6種類です。

線状降水帯直前予測

線状降水帯発生

記録的短時間大雨

短時間大雪

竜巻注意

竜巻目撃

    緊急地震速報

    仕組み

    緊急地震速報は、P波とS波という2つの地震波の速度差を利用した仕組みです。

    地震波名称の由来揺れの種類
    P波プライマリー波(最初の)最初に到達する小さな縦揺れ(初期微動)
    S波セカンダリー波(2番目の)後からくる大きな横揺れ(主要動)

    P波をいち早く検知することで、被害をもたらすS波が到達する数秒前に警告を発する仕組みです。
    この仕組みにより、列車・エレベーター・工場の生産ラインなどの事前制御が可能となり、被害軽減の効果が期待できます。

    精度の限界

    • ごく短期間のデータを使った予測情報のため、誤差や誤報もある
    • 震源の位置や地震の種類によっては速報が間に合わない場合もある

    緊急地震速報も精度に限界があることを理解した上で活用する必要があります。

    津波に関する警報・注意報

    気象庁では、津波を引き起こす可能性のある地震が発生した場合、警報・注意報を発表します。

    重要なポイントとして、巨大地震の場合は直後の津波高さの推定が難しいため、第一報では数値を出さず「巨大」や「高い」などと表現します。
    これは東日本大震災の甚大な被害の一因が、津波警報のあり方にあったとの考えに基づくものです。

    また、予想される津波の高さが3mを超える場合は「大津波警報」が発表されます。
    これは重大な災害の起こるおそれが著しく高まっている場合に発表される「特別警報」に位置付けられた警報です。

    噴火に関する情報

    噴火速報・噴火警報・噴火予報の違い

    気象庁は日本国内の活火山を監視し、噴火速報・噴火警報・噴火予報の3種類の情報を発表しています。

    情報内容
    噴火速報噴火の発生をいち早く伝え、身を守る行動をとるために発表
    噴火警報生命に危険を及ぼす現象が予想される際、警戒が必要な範囲を明示して発表
    噴火予報火山活動が静穏な場合や、噴火警報を解除する時に発表

    噴火予報」は噴火が起こりそうという意味ではありません。
    「噴火予報が発令されました」=噴火警報が解除され、火山活動が静穏になったという意味です。
    噴火予報は警報よりも一段階下の情報であることを覚えておきましょう。

    噴火警戒レベル

    噴火警戒レベルは、防災気象情報の警戒レベルと数字がずれているため混同しないよう注意が必要です。

    レベル内容
    レベル1活火山であることに注意
    レベル2火口周辺規制
    レベル3入山規制
    レベル4高齢者等避難
    レベル5避難

    混同注意!
    防災気象情報では「レベル3=高齢者等避難、レベル4=避難指示」ですが、
    噴火警戒レベルでは「レベル4=高齢者等避難、レベル5=避難」とずれています。

    降灰予報

    気象庁は噴火後の降灰量を降灰予報として発表します。
    降灰の厚さに応じて3段階で表現されます。

    段階降灰量対応行動の目安
    少量0.1mm未満窓を閉め、車のフロントガラスを除灰する
    やや多量0.1〜1mmマスクで防護し、車は徐行運転
    多量1mm以上外出・運転を控える

    たった1mmの降灰でも車線が見えなくなり、車の運転はほぼ不可能になるとされています。
    近年、富士山噴火への注目も高まっており、降灰による影響もしっかり把握しておきましょう。

    熱中症アラート

    熱中症アラートは、気象庁と環境省が2021年から本格運用している情報で、WBGT(暑さ指数)をもとに発表されます。

    暑さ指数(WBGT)とは、気温・湿度・輻射熱(ふくしゃねつ)を組み合わせて計算される指標で、人体にとっての危険な状況を数値で表現できるのが特徴です。

    暑さ指数が「33」を超えると「熱中症警戒アラート」が発表されます。

    注意!WBGTの33と気温の33℃は全くの別物です。混同しないようにしましょう。

    熱中症アラートが発表された日は、外出や激しい運動を控えるなど、早めの対策が求められます。

    防災士うめい

    今回は以上です。最後までお読み頂きありがとうございました!
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