防災士試験対策|第5章・第18講「避難所の設置と運営協力」を徹底解説
この記事は、YouTube「もしもにスタジオ」の防災士試験対策の解説動画を文字起こし&記事用にテキスト編集したものです。
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避難所の設置と運営協力|防災士教本 第5章・第18講
第5章・第18講は「避難所の設置と運営協力」です。
避難所の運営は行政や専門職員が行うのではなく、避難してきた住民が主体的に実施するものです。
避難所の種類や運営の仕組みについて学んでいきましょう。
避難所の種類

| 種類 | 内容 |
|---|---|
| 指定避難所 | 市町村が基準に適合する施設を指定して開設。学校の体育館・公民館などが多い |
| 福祉避難所 | 高齢者・障害者・妊産婦など要配慮者が一般の避難所での生活を続けにくい場合に対応する避難所。バリアフリー化や非常用電源の確保が必須 |
| 指定以外の避難所 | 収容人数が不足する場合などに開設されるコミュニティセンター・自主避難所・ホテルなど |
在宅避難・分散避難
「避難」とは文字通り「難を避けること」であり、必ず避難所に移動することではありません。
近年は以下の形も注目されています。

- 在宅避難:自宅が安全で備えがあれば、自宅にとどまること
- 分散避難:親戚・知人宅・ホテル・車中泊など、指定避難所に集中せず分散して避難すること
避難所の開設と運営
避難所の開設は原則として市町村の職員が行いますが、担当者が被災してスムーズに実施できない場合もあります。
そのため、施設周辺の住民組織の役員などが解錠用の鍵を保管することもあります。

避難所の運営は、原則として避難者自らが主体的に実施することが必要です。
「誰かがやってくれる」ではなく、避難所に来た人みんなで運営を担うという意識が求められます。
避難所生活の主な課題
トイレ問題
断水した場合は仮設トイレの設置が必要となります。
トイレは健康や人間の尊厳に関わる問題であり、トイレが原因で災害関連死に至るケースもあります。

設置の目安:
- 初動:50人に1基
- その後:20人に1基
避難所運営の男女比率や障害者・高齢者にも配慮した設置が望ましいとされています。
エコノミークラス症候群
避難所での長期の座り姿勢・水分不足・寒さなどの要因が重なり、発症リスクが高まります。
予防策として、こまめな水分補給・足の運動・ゆったりとした服装・睡眠時に足を上げることが重要です。

衛生環境の維持
感染症が拡大している中での避難所では特に注意が必要です。

- 体調不良者・感染者の分離
- 避難者同士の距離を保った生活
- 検温・消毒・換気の徹底
- 食事・配給時の接触感染の回避
避難者名簿の作成
避難所では避難者名簿を作成します。
目的は以下のとおりです。
- 施設に必要な食事・物資数の決定
- 要配慮者の把握
名簿には氏名・連絡先などの基本項目のほか、避難所運営に役立ちそうな資格情報なども記載してもらうことが望ましいとされています。




