防災士試験対策|第3章・第14講「企業・団体の事業継続」を徹底解説
この記事は、YouTube「もしもにスタジオ」の防災士試験対策の解説動画を文字起こし&記事用にテキスト編集したものです。
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企業・団体の事業継続|防災士教本 第3章・第14講
第3章・第14講は「企業・団体の事業継続」です。
防災というと個人や家庭の備えをイメージしがちですが、企業・団体としての災害対応も非常に重要です。
特に重要な「BCP」「BCM」「事業継続力強化計画」の3つのキーワードを学んでいきましょう。
BCP(事業継続計画)
BCPとは「Business Continuity Plan」の略称で、日本語では「事業継続計画」といいます。
BCPは、災害や事故などにより事業が中断した場合でも、重要業務を継続または目標復旧時間内に再開するための計画です。
従来の防災が人命確保や物的被害の軽減を主目的としてきたのに対し、BCPは経営の視点から重要業務の維持を重視する点が特徴です。
BCPで整備すべき主な内容は以下のとおりです。
- 指揮体制の明確化:災害時に誰が指揮をとるかを定め、迅速な意思決定が可能な体制を整える
- 代替拠点の確保:拠点が使えなくなった際の代わりの拠点や情報システムの整備
- 代替要員の育成:重要業務を継続するために必要な人材の特定と、協力会社との連携
- 複数の通信手段の確保:通常の連絡手段が使えない事態に備えた情報共有の方法の整備
BCPは策定して終わりではなく、定期的な訓練・見直し・更新が必要です。
BCM(事業継続マネジメント)
BCPが「計画」であるのに対し、BCMはその計画を維持・運用するための「マネジメントの仕組み」です。
日本語では「事業継続マネジメント」といいます。
BCMは、BCPの策定にとどまらず、維持・更新・教育・訓練・点検・改善を継続的に行うための管理手法です。
例えば、新型コロナウイルスの流行の際には、多くの企業でBCPの見直しを迫られました。
このように、BCPは状況の変化に応じて定期的に見直すことが必要です。
整理ポイント
BCP=計画をつくること
BCM=その計画を生きたものとして運用し続けること
事業継続力強化計画
BCPは大企業向けに設計された側面があり、中小企業にとっては策定のハードルが高いという課題がありました。
そこで、中小企業強靭化法に基づく「事業継続力強化計画」が設けられています。
- 簡易な様式で企業の防災・減災対策を整理できる中小企業向けのBCPに相当する計画
- 計画が認定を受けると、税制措置や金融支援などのメリットがある
整理ポイント
大企業→BCP
中小企業→事業継続力強化計画



