防災士試験対策|第3章・第15講「地震・津波への備え」をわかりやすく解説【要点まとめ】

目次

防災士試験対策|第3章・第15講「地震・津波への備え」を徹底解説

この記事は、YouTube「もしもにスタジオ」の防災士試験対策の解説動画を文字起こし&記事用にテキスト編集したものです。
動画と合わせて活用することで、より効果的に知識を定着させることができます。
防災士試験は、正しい知識の理解と反復学習がカギ。 一緒に合格を目指して、着実に学んでいきましょう!

この記事はこんな人にオススメ

防災士試験の合格を目指して勉強中の方

防災士教本の第3章・第15講「地震・津波への備え」を復習したい方

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地震・津波への備え|防災士教本 第4章・第15講

第4章・第15講は「地震・津波への備え」です。
実際に防災士として活動すると、「備え」について伝える機会が多くなります。
自分ごととして、人に伝えることも意識しながら学んでいきましょう!

地震への備え

住まいの安全性

地震への備えでまず重要なのが、住まいの安全性です。

特に、1981年5月以前に建築確認を受けた「旧耐震基準」の建物は大地震で倒壊・大破の割合が高く、「新耐震基準」の建物と比べて大きな被害を受ける傾向があります。
1981年以降に建てられた建物かどうかは、住まい選びの際にも非常に重要な判断基準です。

1995年の阪神・淡路大震災では、犠牲者のうち約8割が家屋の倒壊による圧死・窒息死でした。
国も防災上の最重要課題は建築物の耐震化であると位置づけています。

家具固定

室内の安全対策として欠かせないのが「家具固定」です。

東京消防庁の調査によると、大きな地震での負傷者の30〜50%が家具類の転倒・落下によるものとされています。
しかし、2025年の内閣府世論調査では「家具・家電などを固定している」との回答は37.6%にとどまっており、約6割の人が家具を固定できていないのが現状です。

命に関わる対策ですので、ぜひ今日から取り組んでいただきたいポイントです。

地震発生時の行動

揺れが来たら

  • まず「身の安全を確保する」ことが最優先
  • 近年は一定以上の揺れでガスが自動遮断されるため、揺れの最中に火を消しに行く必要はない
  • 揺れが収まったら火の始末を行う
  • 出火した場合は火が天井に到達する2〜3分以内を目安に「初期消火」を行う
  • 揺れが大きい場合はドアが変形して閉じ込められることがあるため、出口を確保する

揺れが収まったら

  • 大きな声で互いに安否確認を行う
  • 家具の下敷きになっている人がいれば助け出す
  • 家を離れる場合は避難先や連絡先を玄関に貼り出す
  • 通電火災を防ぐためにブレーカーを落とす

津波が伴う場合はこれらの準備をする時間はなく、ただちに高台避難を最優先にします

シーン別の地震直後の行動

丸暗記の必要はありません。「危険な場所を避ける」「頭を守る」「誘導に従う」「閉じ込めを避ける」という基本を押さえれば応用がききます。

場所主な行動
市街地ブロック塀・看板から離れ、バッグで頭を守り広い場所へ。老朽化した建物には近寄らない
地下街壁や太い柱に身を寄せ頭を守る。停電時は非常灯を目印に非常口へ
商業施設商品棚から離れ柱・壁の近くで身を低くする。エスカレーター・エレベーターは使わない
ビル・マンション机の下などで身を守る。長周期地震動に注意。揺れ後は階段で避難
電車・バスつり革や手すりをしっかり握る。係員の指示が出るまで車外に出ない
劇場・映画館座席の間で姿勢を低くし頭を守る。出口への殺到は群衆雪崩の危険があるため冷静に待つ

津波への備え

津波の特性のおさらい

津波は陸地に到達した時点でも時速約40kmで襲ってきます。
自転車を全速力で漕いでも時速20km程度であるため、津波が来てから避難を始めるのでは遅いのです。
事前の避難計画と準備が非常に重要です。

津波からの避難行動

津波からの避難は、今よりも可能な限り高い場所に移動することが原則です。

近くに高台がない場合の避難先(優先順)

  1. 津波避難タワー・津波避難ビル
  2. 鉄筋コンクリートビルなどの頑丈な建物のより高い階

津波注意報でも油断は禁物!
予想される津波の高さが20cm〜1mで「津波注意報」となりますが、50cmの津波でも大人が流される可能性があります。

津波避難のポイント

  • 海岸・河口・川沿いで強い地震を感じたら、まず津波の襲来を考える
  • 揺れが弱くても「津波地震」の可能性がある
  • 荷造りや戸締りの時間はなく、一刻も早く避難を開始する
  • 原則として徒歩で避難(渋滞の危険を考慮)
  • 「津波が来る!逃げろ!」と大声で呼びかけ、率先避難者となる

津波避難の3原則

2011年の東日本大震災の教訓から生まれた、津波から命を守るための行動指針です。

① 想定にとらわれるな
② 最善を尽くせ
③ 率先避難者たれ

釜石市の事例
2005年から続けられてきた津波防災教育のもと、東日本大震災で岩手県釜石市の児童・生徒約3,000人が全員無事に避難しました。
生徒たちは指定の避難先に到達した後も「ここでは危険だ」と判断し、さらに高台を目指して避難を続けました。
最初に到達した避難先には3メートルを超える津波が押し寄せており、「状況に応じて率先して最善の行動を選び続けること」の重要性を示す事例です。

防災士うめい

今回は以上です。最後までお読み頂きありがとうございました!
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