こんにちは、もしもにスタジオの防災士うめいです。
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・防災士試験に全問正解で合格。YoutubeやSNS等メディアで情報発信中
・インテリアコーディネーター/整理収納アドバイザー(詳しい自己紹介はこちら)
・埼玉県在住/子育て中の30代
今回は「防災備蓄用に向いている乾電池」についての記事です。
防災用の乾電池を準備したい方
防災用にどのくらいの量の電池が必要か知りたい方
充電式乾電池を防災備蓄にできるか悩んでいる方
防災備蓄に向いている電池の選び方
防災備蓄に向いている電池をお探しでしょうか。
この記事では、どんな電池が防災備蓄に向いていて、どのくらいの量が必要なのかをご紹介します。
多少コストがかかってしまうけど、防災士的にお薦めしているのは、この最強電池だにゃん♪
特にこだわりない人、コストをかけずに、今すぐ防災備蓄としての電池を購入したい人はこちらの防災専用の電池セットを購入しておけば、とりあえずOKだにゃん♪
※家族構成や家電依存度によって、必要な電池の量は変わってくるため、記事を読んで頂いた上で皆様ひとりひとりに合わせた防災準備をすることをおすすめいたします。
\ 整理収納アドバイザー監修の乾電池収納記事 /
防災備蓄に向いている乾電池・防災士からのおすすめ
いざ、電池を備蓄しようと思うと、どんな電池が良いのか悩んでしまいますよね。
そこで、以下の3つのタイプの方に合わせて電池を選んだので、是非ご参考にしてください。
・最高品質の電池を求めている人
・コストと品質のバランスを求めている人
・とにかく安価で備えたい人
パナソニック エボルタNEO 単3形アルカリ乾電池
・最高品質の電池を求めている人
・防災備蓄にある程度お金をかけても良いと思っている人
防災士の私がもし、友人に「どの電池を備蓄したら良い?」と聞かれたら間違いなく「エボルタNEO」をお薦めします。もちろん、私の備蓄電池は全てエボルタNEOです。
保存期間・電池容量・液漏れ防止等、あらゆる点で最高品質。『世界一長もちする単3形アルカリ乾電池としてギネス世界記録™』されている、死角なしの電池となっています。「10年」の長期保存ができるのもポイント。
実は、あまり知られてないのですが電池には「電池容量」があり、エボルタNEOは電池容量が他の電池と比べて圧倒的に多いです。どのくらい違うかというと、Amazonベーシックの単三電池の1.5倍以上の電池容量があります。
懐中電灯を照らすにも、連続使用間に差が出ててくるにゃん♪
エボルタNEOは他の電池と単純比較してしまうと1本あたりの価格が高価なのですが、その分長く・多く使えるのが特徴となっています。
さらに、電池の災害時利用を考えると、1本で長時間使える電池を備えておいた方が圧倒的に有利です。
電池容量が多いということは、利用できる時間も長いにゃん♪
ただし、あまりにも高品質なため、他の電池と比較すると価格が高めです。
防災備蓄用に大量購入を考えている方は、それなりの価格がかかるので覚悟しましょう。
調査日(2024年3月18日)時点では1本あたり97円という価格で、1年前よりも1.5倍の価格になっていました。能登半島地震の影響や物価高もあり、価格が高騰している可能性があります。
「見わけるパック」といって、一本ずつ袋をちぎって使えるパックに入ってます。使う時に未使用品がひと目でわかるので、便利な機能です。
「液もれ防止製法Ag+」という液漏れ対策を採用いるそうです。口コミでは液漏れしてしまった未使用品はメーカー交換してもらえたという話がありました。
他のメーカー品と比較してもダントツで電池容量が多く、1,619mAh(非公式)となています。防災備蓄としては最強クラスの電池です。
防災シリーズ 防災電池 10年長期保存(40本パック)
・コストと品質のバランスが良いモノを求めている人
・「防災備蓄」の専用品を探している人(普段使いとわけて考えている人)
コストとのバランスが取れているものが良いとお考えの方は「防災シリーズ 防災電池」がおすすめです。
「防災電池」という名前の通り、大量に長期間を備蓄することを前提に製造販売されているので、防災備蓄しやすい設計になっています。
なにより、この「防災シリーズ 防災電池」は40本パックという大量のセット売りをしており、「とりあえず買っておけば安心」という商品です。家電量販店などで売られている電池は多くても20本パックですので、一度に大量に買って備えられるというのは、安心ですね。
液漏れ抑制に重要な役割を担う「ガスケット」に新素材を採用しており、長期保存を見据えた対策も◎な電池だにゃん♪
調査日(2024年3月18日)時点では1本あたり 49.5円という価格で、1年前の調査日から価格が据え置きでした。物価高や能登半島地震の影響を受けても値上がりをしていないため、良心的な価格設定と言えるでしょう。
保存容器には長期保管に適したプラスチック製梱包容器を採用しており、保存のことまでしっかり考えられているという印象。一方、電池容量は非公表でした。
防災電池についてもっと知りたい方は、購入レビューの記事もご参照ください。
Amazonベーシック乾電池
・長期保存できる電池をとにかく安価で備えたい人
・よくAmazonで買い物をする人
とにかく費用は抑えて電池の備蓄をしたい方には「Amazonベーシック乾電池」がおすすめです。
とにかく安い電池を探している人向けなので、特筆して秀でている点はないのですが、それでも低コストで10年が使用標準期限の電池が手に入るのはありがたいですね。
また、「Amazonベーシック」の対象商品なので、Amazonベーシック1年間限定日本国内保証となっています。最初の購入日から1年間、通常の消費者の使用状況においての保証をしてくれるので、万が一1年以内で液漏れしてしまう個体があっても保証の対象になるので安心ですね。
調査日(2024年3月18日)時点では1本あたり 35.5円という価格で、今回の比較対象の中では1年前と同じく最安です。
ダンボールでの簡易包装で送られてきますが、そのまま保存しても問題ありません。
液漏れ対策には耐腐食性のある部品を使用を採用。電池容量は1,009mAh(非公式)。他のメーカー品と比較すると見劣りしますが、1本あたりの価格が非常に安いため、コストをおさえて備蓄をしたいという方にオススメです。
防災向け電池選びのポイントは?
防災用電池の備蓄はひとり最低20本、理想は80本?
防災用電池が何日分のストックが必要かを考えていきます。
この記事では、南海トラフ巨大地震発生にも対応できる程度の電池の備蓄量を想定しています。
最低限、連絡手段や情報収集に必要な「スマホ」が一週間つかる電池量を目安に考えています。
● 在宅避難用に必要な電池の数の最低ライン=家族の人数×20本
▶1週間停電してもスマホが使える程度の備蓄
上記の20本というのは、スマートフォンの30%程度の充電回復が5回できる計算です。
どうでしょうか。皆様の感覚では充分な数でしょうか?
正直、ひとり20本だと1週間じゃ足りないにゃ・・・
災害時には情報収集が大変重要です。そのためスマホは1週間フル充電が理想。
それを電池だけでカバーしようとすると、ひとり80本ほどの電池が必要となります。
ただ、そうなると4人家族で320本の電池の備蓄が必要になってしまいます。
そんなにいっぱい電池の備蓄はできないにゃん・・・!
なので、可能であれば「ポータブル電源」や「太陽光充電」などのアイテムも併せて準備しておきましょう。
また、普段から10000mAh程度の大容量モバイルバッテリーを持ち歩くのも良いですね。
乾電池以外の他の充電グッズと合わせてもつことで、乾電池を超大量備蓄しなくても良い環境を作っていきましょう。
電池で充電するタイプのモバイルバッテリーをなら、LEDライトがついていて防災用に最適なパナソニックのモバイルバッテリーがオススメです。
また、単三乾電池4本でスマホを充電しながら周囲を照らすことができるデスクライトなどもおすすめです。
最終的に、どのような災害を想定して、どれほど備えるかを決めるのはご自身です。
必要な電池量については利用シーンなども考えながら、ご自身に必要な分量を揃えていきましょう!
使用推奨期限が10年のものを選んで
防災向け電池選びのポイントは、使用推奨期限の長さです。
長期間の保存を想定しているので、できれば保存方法に最初から配慮してある商品がオススメです。
防災備蓄ならアルカリ電池が最適
なお、マンガン電池や、エネループのようにくり返し使えるリチウム電池など様々な種類がありますが、防災備蓄用では必ずアルカリ電池を選びましょう。マンガン電池は、使用推奨期限が2~3年の者が多く備蓄に向きません。繰り返し使える電池だけを備えてしまうと、未充電のタイミングで停電などになった時に対応ができません。
【防災士推奨/高品質重視の方】 ▶「エボルタNEO」がおすすめです。
【コストと品質バランス重視の方】 ▶「防災シリーズ 防災電池」がおすすめです。
【コストを抑えて準備したい方】 ▶「Amazonベーシック乾電池」がおすすめです。
防災シリーズ 防災電池 | パナソニック エボルタNEO | Amazonベーシック 乾電池 | |
---|---|---|---|
使用推奨期限 | 10年 | 10年 | 10年 |
コスパ | [2024.03.18時点 Amazon] | 49.5円 / 1本あたり[2024.03.18時点 Amazon] | 97円 / 1本あたり[2024.03.18時点 Amazon] | 35.5円 / 1本あたり
保存容器 | プラスチック製 梱包容器 | 長期保管に適したひと目でわかる 「見わけるパック」 | 未使用の電池が段ボール |
電池容量 | 非公表 | 1,619mAh (非公式) | (非公式) | 1,009mAh
液漏れ対策 | 重要な役割を担う 「ガスケット」に 新素材採用 | 液漏れ抑制に「液もれ防止製法Ag+」 を採用 | 耐腐食性のある 部品を使用 |
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防災用電池の必要数。1週間の停電を想定せよ
防災用電池がどのくらい必要かを考えるにあたり、以下の条件を想定するにゃ~
● 在宅避難用の防災備蓄は1週間分が必要
● 一時避難用の非常用持ち出し袋は3日分が必要
在宅避難用で準備する乾電池と、一時避難用では準備する乾電池の量が異なります。
在宅避難用と一時避難用どちらも準備することが大切です。
今、皆様のはどのような状況を想定して、防災の準備をしようとしているでしょうか?
どのような災害を想定しているのかを意識して準備すると、必要量がわかってきますよ。
どのような災害を想定するのか、詳しく考えてみたい方は以下の関連記事もご参考ください。
参考までに、南海トラフ大地震では電気が9割復旧するまで8日かかると想定されており、過去に起きた東日本大震災と阪神淡路大震災よりも長くなっております。
また、2024年に発生した能登半島地震では、2週間経過した時点でも一万戸以上で停電が復旧できていない状況です。ご自身の住んでいる地域の特性や、想定する災害の規模に応じて備蓄する量を考えましょう。
【参考】電気・水道・ガスが9割程度復旧するまでの日数
(想定) | 南海トラフ地震(2011.3.11) | 東日本大震災(1995.1.17) | 阪神淡路大震災|
---|---|---|---|
電気 | 8日 | 6日 | 2日 |
水道 | 42日 | 24日 | 37日 |
ガス | 36日 | 34日 | 61日 |
避難時、乾電池で何を動かす?
どのように電池を備蓄するかを考える前に、非常時にどのようなものを電池で動かしたいかをリストアップしてみましょう。
一般的に、非常時に電池を使って動かすもの(大人1人・3日分)は以下です。
- スマートフォン
- 懐中電灯(3本)
- 電池式モバイルバッテリー(12本)
- ラジオ(2本)
アルカリとマンガンどちらが防災用に向いているか?
アルカリとマンガンの選択肢があるのであれば絶対にアルカリ電池を選びましょう。
理由は、アルカリ電池のほうが使用推奨期限が一般的に5年ほどとなっており長いからです。
マンガン電池は一般的に2年ほどとなっております。使用推奨期限を過ぎて長期間保管すると、内部構成物質の劣化によって性能低下や液漏れをおこす可能性があります。
防災準備の際に、100円ショップなどで安く防災グッズを揃えるケースも多くあります。
100円ショップで購入する際もマンガン電池なのか、アルカリ電池なのかを確認し、必ずアルカリ電池を購入するようにしましょう。
長期備蓄に不向きなマンガン電池を揃えてしまうと、もしもの際に使えない可能性があります。
「マンガン電池は休ませることで電圧が回復する」という特性があるので、メディアによっては電圧が回復するマンガン電池が防災に向いているとしている記事もありますが、選べるのであればアルカリ電池を推奨します。
なるべく単1・単2電池を使う防災グッズを避ける
防災グッズを準備する際、懐中電灯やランタンなど、単1電池や単2電池でしか動かない防災グッズを準備するのはなるべく避けましょう。
単1電池の方が長持ちするため、ランタンやラジオなどで採用されていることが多いです。しかし、単3・単4電池で動くラジオやランタンも多く発売されているので、なるべく機器を全部単3・単4で揃えることで複数の電池を用意する必要がなくなります。
特に、単3電池ならコンビニなどでも入手しやすく、私生活で利用するシーンも多いため、おすすめです。
単3電池(単4電池)+スペーサーではいけない理由
また、単3電池を多く準備しつつ、有事の際はスペーサーをつかうという考え方もあるようですが、こちらもオススメしません。
理由は、電池の容量が異なるためです。
電池容量が異なることにより、それぞれの機器が正しく動作しない可能性(動かない/必要な明るさが確保できない)などの影響が考えられます。
余裕があれば、蓄電池とソーラーパネルを準備する
南海トラフ級の災害が来た場合、電気の90%復旧まで8日間が想定されています。
そのため、乾電池だけの生活では対応しきれない可能性があります。可能であれば、大型のポータブル蓄電を準備しておき、1週間以上電気が止まった場合でも対応できるようにしましょう。
乾電池はローリングストックできるか?
乾電池については、ローリングストック(日常生活で使用しながら、防災用にも備える備蓄方法)も有効です。
単3電池であれば、日常生活で利用するシーンも多いため「必ず家に在庫する単3電池の量」を決めて、利用する度に買い足すことでローリングストックができます。
ただし、最近はエネループのような充電式の電池を充電して使っているご家庭も多いかと思います。
充電式の乾電池をメインで使っている家庭の場合、電池のローリングストックはおすすめできません。いざという時に、充電していない電池ばかりという可能性もあります。
防災備蓄用のアルカリ電池を別途用意するのが有効でしょう。
電池容量が大きい方が長持ちするが、メーカーからは公表されていない
また、備蓄用の電池を考えたときに注目したいのが電池の保存容量(電池容量)です。電池容量が大きいほど長い時間電池を使うことができますので、より安心と言えそうです。
しかし、この電池容量は各メーカー公表しておりません。
電池容量を比較してYoutubeで公開されている方がいらしたので、気になる方は引用のリンクからご覧ください。
https://youtu.be/NJt5rrYYTTQ
上記の比較結果をみると、エボルタNEOが郡を抜いて電池容量が高く、amazon basicの1.5倍以上ありました。
ただ、Amazon Basicは価格がエボルタNEOの半分以下ですから、どちらを選ぶのかというのは考え方次第になりそうです。
液漏れ対策をしているか
液漏れとは、乾電池から何らかの液体が外に出てきてしまうことです。
使っていない電気機器に長期間入れっぱなしにすることで液漏れするケースが多いですが、未使用の乾電池でも液漏れするケースがあります。液漏れしてしまった電池からは、白や半透明の結晶が付着していることがあります。
備蓄用電池は長期間保存が前提なので、製造時にしっかり液漏れ対策をしている電池を選びましょう。100円ショップで売られている電池などには液漏れ対策について記載が無いことがあります。こちらのブログで紹介している電池には、すべて液漏れ対策が製品説明に記載があります。
とは言え、正しく保存・使用している場合でも個体によって液漏れが発生してしまうケースはあるようです。「なるべく液漏れしない努力をしている電池」を選ぶのが良いでしょう。
電池の保管方法は?
電池の保管場所は屋内がベスト
電池を保管する際は、ベランダや屋外の倉庫、車内などは避けたほうがよいでしょう。メーカーの指示をよく読んだうえで保管の場所を決めましょう。日本の環境であれば、基本的には日のあたらない屋内空間で保管すれば問題ないでしょう。
保管温度は10度~25度で
乾電池を保管する際は、温度管理が大事です。10~25度が適切です。30度を超えてしまうと電池の寿命が縮まるだけでなく、液漏れなどを起こしてしまうことがあります。
一緒に保管してはいけない「金属類」
保管するときの注意点として、金属類と一緒に保管しないことが大切です。金属類は電気を通してしまうため、一緒に保管することで液漏れ・ショートの可能性があります。クリップやコイン(お金)などと一緒に保管しないようにしましょう。
未使用の電池と使用済みの電池は分けて
電池を使用する際に、使用済みの電池と未使用の電池を同時に使うことで、液漏れを起こしてしまう可能性があります。いざというときに未使用の乾電池ばかりということにもなりかねません。
中途半端に利用した電池は、わかるように収納を分けるように保管をしましょう。
防災備蓄用電池は、ほかのモノと組み合わせて準備・環境にあわせて準備
停電時の電力を電池だけで賄おうとすると、大量の電池が必要になってしまいます。
とくに、災害時に必須品であるスマホの電池容量が大容量化しているしていることにより、それの充電を乾電池だけで賄おうとすると、必要な乾電池の数が圧倒的に増えてしまいます。
最近はポータブルバッテリーやモバイルバッテリー、ソーラー充電なども安価になってきていいます。
必要な電源を電池だけに頼らず、複数の方法で身近なものを充電できるよう準備をすすめておくことが理想です。
この記事がみなさんのやくに立ったら嬉しいにゃん♪
今回は以上です。最後までお読み頂きありがとうございました!
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